ご挨拶
大道無門
気功には門は無く、誰にでも入ることができます。
気は私たちの周りの全てのものに存在します。 それが絵画や書のように動かないものでも私達は気を採ることができます。 姿、形の見えない音からでも気は感じられます。 それは地球上に限ったことではありません。 宇宙全体にエネルギーが流れているように気は存在します。私達は気功を練功することで宇宙間のエネルギーを採ることが出来るようになります。 名も知らぬ星からさえ採気することが出来ます。
肺の吸う清気と胃腸で吸収する食べ物の気の他に宇宙から採気し、自分の身体の中で気を練って使うのです。 例えば、白菜の気を採る時、直接食べる以外に気だけを採ることが気功では可能です。 胃腸のエネルギーを消耗しないで、気の通り道である経絡から取り入れるわけですから、内臓の機能が弱い人の場合、負担が掛からないで済みます。
作曲家は厳しいレッスンの積み重ねの上に曲が作れるようになるのは基本です。 そして、更に気功で入静状態になれば、宇宙が私達に教えてくれるように曲が生まれます。 それは宇宙と一体になった自分から生まれる曲です。 毎日の練功で、沢山の気功体操を覚える必要があるのは、その知識、情報が潜在能力を開発し、自分にとって必要な動作、自発動に繋がっていくからです。 昔、地球上で、どんなに遠くても太陽の説明しか出来なかった頃、中国の先人達は既に宇宙との交流を行っていたのです。
生徒さんたちの中には、体調が悪いと教室を休む人がいます。 体調が悪いと練功しないというのは逆です。 重い仕事、疲れる仕事ならば、もっとうまく体調が整えられるように練功が必要です。 どんなに忙しくても気功は、あなたのエネルギーを貯める元になります。 社会生活においても、人間関係がうまくいくようになり、運命も好転します。
気功研修旅行では資格取得試験があります。 私達が資格をとるのは、中国五千年の歴史ある気功を、より多くの人々に伝える役目があるのだという自覚を持つ為でもあるということを認識して欲しいと思います。
気功師になる為には中医理論を学びます。 これは東洋医学の一番の基礎です。 陰陽の話は自然界に対する認識を深くし、人生経験を豊かにします。
さて、気功は一般の人々に対して、どんな役割を果たすでしょうか? 何よりまず、皆様の健康を守ります。 そして、気功は皆様の寿命を守ります。 東洋医学は西洋医学より寿命を大切にします。 血液検査をしても尿検査をしても異常が出ないけど、体調が悪い人がいます。 しかし、検査に何か出る時は、かなり病気が進行しています。 未病先防というのが、気功の本来の在り方です。 病気にならないうちに気功をしましょう。 怒りっぽい、悩み過ぎ、恐れ、驚き過ぎ等の感情の原因を内臓の気の状態から見ます。 東洋医学の理論を勉強しながら自分の身体の状態が判ってきます。 風邪も、冷え、熱過ぎる、湿、乾燥など、色々の原因は異なっても外気治療を受け、練功することで、判るようになります。 その病気の原因を自ら取り除き、寿命を延ばしていきたいものです。
東洋医学のもう一つの特典に、治病求本という言葉があります。 病気の原因である邪気を早めに取って治すことです。 治療する先生も患者さんも、早めに邪気を取る気持ちを同じように持たなければ、効果的ではありません。 病気の原因や正しい考え方をしっかりと知ることが必要です。
気功を始めるにあたり、一番大切なことは「参加する」ということです。 気功では、初めから上手な人はいません。 その力は不断の訓練、不断の体験、不断の練功で実現するものです。
気功は虎のように怖いものではなく、夢です。 自分の努力で実現できる夢です。 まずは自分の心と身体で体験してください。
于雷総合氣功院・于雷気功研究会・北京神州気功研究会
于 雷